
50代メンズとハイブランド
50代メンズのハイブランド選びのポイント
1ブランドと自分のイメージを合わせる
2関係する集団の価値観をマーケティングしておく
3ブランドイメージの変化に注意

50代メンズにおすすめのハイブランド

180年以上の歴史を持つ最高級のブランド、エルメス。
言わずと知れたブランドですが、メンズラインも
現代のテイストを品格を落とさずデザインに反映させ、
伝統ある技術力で仕上げています。
ブラックの大きなバーキンをメンズが使っているのを
海外で見かけることがあります。
出典:Pinterest
かのバーキンを、50代だからこそ、
さりげなく使いこなすのもおしゃれですね。
バーキンまではいかずとも、
財布や名刺入れなど、ここぞ、というアイテムに
エルメスを取り入れると、その品質と品格に
スタイルも気持ちも凛とすること間違いなし。
大人の余裕と、上質さを裏付けてくれます。

ハイブランドとして確固とした地位を築いたボッテガ ヴェネタ。

出典:Pinterest
繊細そうなボッテガのイントレチャートは長年使っても傷みにくく、
むしろしっくりと手になじむ感触になり、
早い段階で起こり、ボッテガのレザーの品質と
技術力がいかに高いかがわかります。
イントレチャートは少し流行り過ぎた印象もありますが、
最近ではマキシイントレチャートなどの
イントレチャートのバリエーションもあり、
こちらもスタイリッシュながら、高級感とセンスあるアイテムに仕上がっています。
出典:Pinterest
エルメスは最上級過ぎる(高額過ぎる)けど、
ヴィトンやグッチといった多くの人が持っているブランドとも
少し違ったブランドにしたい場合は、50代ならばボッテガがおすすめ。

低迷していたグッチを復活させ、
近年のトレンドでもあるラグジュアリーストリートとしても
若い人にも受け入れられています。

出典:GUCCI
椎名林檎さんなども最近のグッチの衣装をチョイスされています。
ただ、前述したように、50代メンズならベーシックなアイテムを選び、
程よいかもしれません。

多彩にアレンジされるモノグラムも毎シーズンみていて
ワクワクしますね。
ルイ・ヴィトンを50代の男性が取り入れる場合、
素材(モチーフ)選びが重要です。
モノグラムは少し若すぎる印象があるかもしれません。
値段的にも若い人には高く、
海外ではそんなことはないかもしれませんが、
日本では人気ゆえモノグラムを持っている若い男性の方が多く、
合わせるのはかなり上級者向けです。
(一歩間違えると、おしゃれをしたはずなのに成金的な下品な印象に)
素材をシフトチェンジしていくと、
高級感がありながら落ち着いた風合いとなります。


せっかくヴィトンを買うなら!と、
50代メンズならば、「さりげなく」ルイ・ヴィトンのほうが、
紳士でスタイリッシュです。
特に男性のスーツはとてもスタイリッシュで素敵ですね。
使い分けたいのが、アルマーニが展開する「ライン」。



生地や生産地のクオリティも上から順に
下がっていきます。
比較的購入しやすい価格設定。エクスチェンジは、
エンポリオは、直訳すると市場という意味なのですが、
日本人は、エンパイア(帝国)という言葉の印象がよぎるためか、
エンポリオが強い(上のライン)印象があるかもしれません。
上記のラインの通り、50代男性であれば、
若い人も取り入れ、価格帯も中堅のエンポリオより、
ドレスアップ、あるいは、ここぞというアイテムは
ジョルジオ・アルマーニのアイテムのほうが、
しっくりくるでしょう。
もちろん、カジュアルな服装や普段着でエンポリオや
エクスチェンジなども取り入れてもおしゃれですが、
きちんと、ライン(格)を把握しておくと、
TPOによって使い分けしやすくなります。
大人の節度をわきまえた紳士なあなたは
することはないかと思いますが、
まれに、年配の方でエンポリオ・アルマーニのアイテムで、
「これ、アルマーニ」といった自慢?をされる方もいて、
知っている相手には(アルマーニといってもエンポリオか)という
少し恥ずかしい状況に出会うこともあります。
くれぐれもアルマーニのラインにはご注意ください。

ブラックレーベルなどは50代メンズはかつて
利用していた方も多いかもしれませんね。
セカンドラインであるブラックレーベルなどの
ライセンスを撤回し、現在はラグジュアリーストリートなテイストで
成功しているブランドの一つとなりました。

出典:Pinterest
伊勢丹メンズ館などのデパートをのぞいてみると、
現代風に見事にブラッシュアップされたアイテムが並び、
街中でもバーバリーのアイテムを着用している若い方も
多くみられるように。
その反面、ラグジュアリーストリートなテイストは、
ストリート系でもあり、若い人向けな印象で、
50代が取り入れるには、少し難しいかもしれません。
なるべくベーシックなアイテムを選び、
裏地やバッグなどの小物に遊びのあるアイテムを
購入すると50代でもスタイリッシュで、かっこいいスタイルになります。

現在はイヴ・サンローランはコスメ・香水ラインで、
アパレルのラインの名称はサンローランとなっています。
正統派の紳士スタイルというより、上品なセクシーさがあります。

出典:Pinterest
サンローランのバッグは、シックなものが多く、
50代の落ち着いたセクシーを体現するアイテムが多くみられます。

50代のダンディな男性に是非活用してほしいのがエトロ。
ペイズリー柄で有名ですが、伝統的でありながらモダンで、
スタイリッシュなアイテムが多くあります。

出典:Pinterest
ファッションに取り入れるのは少し難しいかもしれませんが、
紳士なスタイルに、ストールやインナーなどに用いると、
一気におしゃれになります。

ファッションがマンネリ化してきたり、
他の人との差別化をしたいときに、是非チャレンジしてみてください。


エルメスのデザイナーでもあったマルジェラが、ブランドを立ち上げ
脱構築、再構築を打ち出し、ファッション業界に大きく影響を与えました。
こだわり、哲学を大切にしている方に多く選ばれるブランドです。
あまり流行りに迎合したくない、センスあるブランドを選びたい方は
マルジェラがおすすめです。

出典:Pinterest
とはいえ、マルジェラも少々流行り過ぎている印象も。
現在はデザイナーのマルジェラは退き、ジョン・ガリアーノが
クリエイティブ・ディレクターに就任し、
以前のような脱構築、再構築を全面に押し出すというより、
トレンドでもある装飾性をブランドに取り入れ、
50代には厳しいかも?なNGハイブランド
メンズアイテムには相性が悪く、ベーシックなアイテムに
プラダのプレートを見ると、少し安っぽい印象に。
昔流行りに流行ったので、少し時代を感じてしまうかも。

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女性のアイテムは、映画「プラダを着た悪魔」でファッション雑誌の
鬼編集長をメリル・ストリープが演じ、プラダがしっくりときていて
そのスタイリッシュさは健在です。(映画公開から時間も経っているのですが)
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メンズの場合は、プラダをカジュアル使いで普段着のリュックや、
プラダ・スポーツをさりげなく取り入れるほうが、
50代でも遊び心があり、おしゃれかもしれません。

出典:Pinterest
こういったリュックは、プラダらしさが活きていますね!

ドルガバという通称で、ドルチェ&ガッバーナが
コレクションで一気にトップブランドになりましたが、
ジーンズにドルガバのプレートが付いたものが
一時期の流行り過ぎもあり、日本では少々安っぽいイメージに。
再びドルチェ&ガッバーナが再評価され旬が来るかもしれませんが、
今のところは様子見が無難かもしれません。

こちらも少々流行り過ぎた傾向があり、
お金に余裕のある人がとりあえず「モンクレール着とけ」といった
暗黙の了解のような雰囲気があります。
そこに乗ってしまうと、みんなと一緒、というおしゃれではない
危険もあります。(ブランドと流行の難しいところですね)
モンクレールに、他ブランドが別注(特注)しているアイテムがおすすめ。

出典:LEON
こういうのあったらいいのにな、というアイテムが出ていたりします。
ハイブランドで購入するアイテムはコーデから逆算する
