すっかり定番になったモテオヤジスタイルの「ちょいワルファッション」。
ちょいワルファッションは、メンズファッション雑誌「LEON」が提案した大人のファッションスタイルですね。
当時から表紙にジローラモさんが選ばれていますが、その伊達男ぶりにとても憧れます♪
あのジローラモさんも1962年9月6日生まれだそうで、今回の特集にぴったりな60歳となっています。
私達、一緒に年齢を重ねたといっても過言ではありませんね!笑
さて、かっこいいジローラモさんと同じとは言わないまでも日本人の男性にも使えそうなちょいワルテクニック。
ワルさを取り入れている、というよりちょっとセクシーな「ちょいワル」はモテオヤジに必須です。
日本ではセクシーさを排したファッションが主流の中、大人の色気を上手に取り入れたスタイルで、多くの大人の男性から支持されています。
ついついお堅く無難になりがちなシニアメンズファッションに是非取り入れたいちょいワル。
60代でも、落ち着いた大人スタイルにも艶っぽさを忘れずにいたい男性におすすめなちょいワルスタイルのポイントを見ていきましょう♪
60代メンズのちょいワルのコツ!イケオヤジはここが違う
遊び心がありつつ、女性を気持ちよくエスコートできるスタイル
ちょいワルで失敗しがちなことは、ついついファッションが自分目線(独りよがり)になってしまうこと。
そうすると「自分だけ」コーデになりがちです。ワルと聞くと俺様的、唯我独尊的な芯をもつことと考えてしまいがちですね。
しかしファッションはコミュニケーションでもあるので、自分でおしゃれの良し悪しの判断はしつつも、相手といる自分のファッションに違和感がないかチェックしましょう。
シブタニ
映画で「君が僕を完璧にする」というモテセリフがありますが、ファッションも同じですね!
ちょいワルを取り入れつつ、相手と自分で完成するようなバランス力あるコーデが大人スタイルです。
ちょいワルには高級感(ラグジュアリー)が必須!
ちょいワルを支えているのは、実はワルさではなく高級感(ラグジュアリー感)。
もちろん人間中身が大切ですが、お金が無くてワルそうなファッションってちょっと怖いですよね。。
ZARAなどリーズナブルな服でちょいワルスタイルも可能ですが、そういった時は小物で高級感を補完しましょう。
ユニクロも(予算的に)捨てがたいのですが、、ちょいワルにはちょっとマイルドかもしれませんね。
セクシーさの基本は、テーラードジャケット+開襟シャツ
ちょいワルを支えているのは、高級感とさらに、清潔感です。
胸元を開けるなどセクシーさを支えるのは清潔感。基本はテーラードジャケット+開襟シャツ にしておくと、ドレス感(ドレスアップした感)があり、素敵ですね。
汚れや乱れなんて気にしないぜ!というワルさもあるかもしれませんが、それはどちらかというとちょいワルではなく、すごくワイルド。ちょいワルはセクシーさは欲しいところですが、60代メンズは獣性(ワイルドさ)はしっかり飼いならしておきましょう。
セットアップ だとラグジュアリー感もプラス!
ちょいワルは、ちょいセクシーであり、肌が見える部分が多くなります。
肌見せは、間違えると下品な印象になりがちなので、「全体的に清潔感・高級感など整っている中での肌見せ」のバランスが重要。
先ほど紹介したテーラードジャケットも整っている印象になりますが、セットアップ(ジャケットとパンツのセット)も簡単に整う便利アイテムです。
3首を魅せる
ちょいワルの基本は次の肌見せポイント3つ。
いわゆる3首と言われる部分ですが、3首を見せる場合には、しっかりとドレスアップしておきましょう。
もちろん、常に3首見せなければならないわけでないので、例えば、胸元と足首だけでもOK!
セクシーさを出すポイントとして押さえておきましょう。
素足履き(風)で足首を見せる靴
ちょいワルには、ほぼ必須の足首見せ。
など、足首見せを美しく見せる靴が高級感がありおすすめ。
もちろん、レースアップタイプもおすすめですが、ビジネスシューズは素肌履き風に合わないのでやめておきましょう。
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「素足に靴はどうしても抵抗が、、」という方も多いですが、
靴下が見えなければよいので、短い靴下で靴下が見えないよう素足履き(風)で大丈夫ですよ♪
ベリーショート、浅履き、などの名称の靴下だとほぼ靴下が見えなくなります。
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ただし、一気にちょいワル感を無くしてしまう、靴下ちょい見えは気を付けましょう!
(靴下履いてて良い子だね!とワルさ台無しに、、)
ショート丈の靴下だと意外と靴から靴下がはみ出してしまいます。
(すいません!ダサく撮りすぎました笑)
恰好はすごく決まっているのに、この靴下見えで損している方をちょくちょく見かけます。
靴下は見せずにちょいワルを完成させてくださいね♪
もちろん、足の臭いは無いよう気を付けてください。
ネクタイ、スカーフで「ちょいワルコーデ」を使いこなす
ちょいワルといえど、常に開襟していなければならないわけではありません。
(冬もありますしね。。)
ネクタイやスカーフを使いこなして、おしゃれのバリエーションを増やすことも大事ですよ。
ナポリの「小さな宝石箱」と言われる
マリネッラなどおすすめです。
デニムは高級ブランドが必然
ちょいワルのデニムは、高級感が命。リーバイスやエドウィンはデニムの中のデニムではありますが、ちょいワルコーデには雰囲気がマッチしないかも。(アメカジ向けですね)
ちょいワルデニムは、ドレスアップにも合う高級デニムブランドがおすすめです。
カジュアルもスマートに決まる、スマートカジュアルに是非お使いください。
また、ジャケットが有名な「ロロ・ピアーナ」など高級ブランドが展開するデニムアイテムも、デニムをラグジュアリーな解釈で仕立てあげているので、カジュアルなパターンのデニムとは違ったドレッシーさがありおすすめです。
こちらはロロ・ピアーナのデニム。カジュアル感が少なく、ドレスパンツのようなシルエットです。
カジュアルな時も「ちょいワル」スタイルでいたい! 簡単にちょいワル化できるブルゾンはおすすめです。
ブルゾンとは、フランス語で「裾を絞ったブラウス」という意味のフランス語が由来で、今では短い丈の上着全般をさしますが、防寒などの機能重視なジャンパーなどよりもデザイン性に寄ったものが多く、おしゃれにおすすめです。
男らしいレザーのライダースジャケットは60代にはごつすぎるかもしれないので、程よい男らしさのブルゾンがおすすめですよ。
着丈が短いブルゾンは脚長見え効果も抜群です。
「ちょいワル」はラグスポを使いこなす
ラグジュアリースポーツ、略してラグスポは大人のちょいワルに必須。もともとは腕時計の用語でしたが、ファッション全体に行き渡りはじめています。
カジュアルな場面こそ、「ちょいワル」の真価が問われるところ。
ワンマイルコーデにもおすすめなので、しっかりチョイスを!
シブタニ
(アディダスやナイキじゃ、ちょいワル、というより幼さが出てしまうかも。)
大人のラグスポに強い(雑誌LEONでもよく見かける)「P.M.D.S」 や「1PIU1UGUALE3(ウノピゥウノウグァーレトレ)」などのブランドがスポーティーな「ちょいワル」スタイルにぴったり。
こちらは、「P.M.D.S」のトリコジップ パーカー。スポーツウェアでもデザイン性があり、トリコロールのラインがちょいワルの遊び心を感じますね。
ちょいワル御用達ブランドの「1PIU1UGUALE3(ウノピゥウノウグァーレトレ)」のスポーティなアイテムもおすすめ♪
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ちょい足し!縁の太い眼鏡で顔の縁取り、陰影を与える
日本人の場合、どうしても顔は平坦な薄い印象になりがちです。
ちょいワルを支える顔の印象は、濃い方がしっくりきますね。
ヒゲなども有効な手段ですが、顔にメリハリを与えるには縁のしっかりした太い眼鏡が有効です。
ちなみに、こちらは大人メンズのおしゃれの達人で、眼鏡のスペシャリスト「岡田 哲哉」様。
眼鏡の重要性がとてもよくわかりますね!(是非
ブログもご覧ください♪)
眉毛やヒゲなどが薄い方は特に顔の印象が変わりますよ^^
(60にもなると眉毛薄くなってきますしね。。やれやれ)
すでに眼鏡をされていて眼鏡のフレームが細い方は、太いおしゃれな縁の眼鏡で顔の印象を強め、ちょいワルコーデを支える顔づくりがおすすめです♪
シブタニ
例えばおすすめの黒縁眼鏡でTの金具が印象的なインテレちょいワル御用達のトム・フォード。
アジアンフィットという、欧米人に比べて花が低めなアジア系に向けてデザインされています。鼻あてのようにフレームが工夫されていたり、鼻あてがあるデザインもあり、海外のブランドの眼鏡は顔に合わない、ずり落ちちゃう、といった悩みにも対応しています^^
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ちょいワル春コーデ
「ちょいワル」の春コーデは、暗いトーンの冬の色使いから抜け出し、鮮やかな色を使うのがポイント。定番のジャケットコーデにブルーやピンクなどインナーに使うと効果的ですね♪
出典:BEAMS
先ほどご紹介した「ラグスポ」も春に活躍するコーデ。オンもオフも「ちょいワル」でいつでもかっこよくいたいですね。
ちょいワル夏コーデ
ちょいワルの夏はラグジュアリーなリネン(麻)のセットアップが活躍。ちょいワル夏コーデのコツは、ずばり「リゾート」感。高級リゾートでのデートを思わせるコーデが夏の遊び心をくすぐります。
出典:Loro piana
60代のちょいワルスタイルでは、脚が細くなってくるのでハーフパンツなどは厳しくなってくるかもしれません。そんな時は少しサファリな印象のカーゴパンツもおすすめですよ♪上品なポロシャツなどと合わせて3首を見せるのがコツ。
ちょいワル秋コーデ
ちょいワル秋コーデは、高級感あるブラウンのブルゾンやボンバージャケットがおすすめ。ブラウンのアイテムが多すぎたり、面積が多いとおじいちゃんぽくもなるので、パンツは白などメリハリある色使いがおすすめです。ホワイトとブラウンの「ラテコーデ」は大人の雰囲気にピッタリです!
ちょいワル冬コーデ
ちょいワル冬コーデは、コートの出番。ダウンジャケットなどは着ぶくれしないよう気をつけましょう。ちょいワルの大敵は着ぶくれです。
ちょいワルはセクシーさが大事。コートの場合、ベルトがあるものがウェストラインを作りやすく、また結び方で表情が出しやすいのでおすすめです。
「ちょいワル」にNGなことは?
ちょいワルを目指すときにNGなことがいくつかあります。
地味な色合い
60代のちょいワルコーデをするときには、カラフルが良い訳ではありませんが、地味な色合いになり過ぎないように色使いを工夫しましょう。例えば、
- ジャケットの下のインナーの色を鮮やかなものにする。
- タイやスカーフで差し色を使う。
- 全体的にシックな場合は、上品なアクセサリーを一点だけ使う
など、色やアクセサリーをアクセントとして一点プラスすると映えるコーデになります。
メリハリがない
上述してきたように、3首を見せる、着ぶくれしない、色が地味になり過ぎないなど、共通しているのは、「メリハリ」ですね。
特に、ちょいワルのスタイルでは、セクシーさとしてカラダのライン見せや適度な肌見せが「メリハリ」となっています。
(オーバーサイズなちょいワルとかあまりないですよね)
また、服のシルエットなども重要で全体的なスタイルを見て、肩、ウェスト、足まで全体的にストンとしていたら、あまりちょいワル感がなくなってしまいます。ウェストにくびれがあるシャツ、足元に向かってすぼまっていくテーパードスタイルのパンツなどで工夫すると良いですよ。
ワル過ぎる!
ちょいワルの難しいところは、ワルさのさじ加減です。ワルさを出そうとして本当にワルそうなガチ悪スタイルになっている人もたまに見かけます。気を付けるポイントは、
- ダメージジーンズは、穴あき過ぎはダメ。スクラッチ(擦り傷)程度のダメージにしておきましょう。
- ごつめのアクセサリーは、相当コーデが難しい。スマートでエレガントなアクセサリーを一点のみ使いましょう。
- サングラスが黒過ぎるのは怖い印象になりがち。少しレンズの色が薄いサングラスで表情が見えるものがおすすめ。
- 胸を開けすぎると下品な印象に。同じ第二ボタンまで開けていてもシャツによってかなり開くものがあるので注意。
- レザーのライダースジャケットにレザーのパンツなど、ワルではなくロックなジャンルにならないように注意。
などがあります。エレガントさを忘れずに、ちょいワルを支える高級感、清潔感を大事にしましょう。
以上、60代のモテオヤジにぴったりな「ちょいワル」ファッションのコツでした^^
50代に比べるとよりエレガントさが必要になりますが、おとなしくシニアをしているのはもったいない!まだまだモテていきましょう♪