日本のビジネスパーソンに必須アイテムの名刺入れ。50代メンズならビジネス面などで社会的地位も高くなり責任ある立場に付いている頃で、名刺入れにもこだわりが欲しくなりますよね。あるいはボロボロになった名刺入れをずっと使っていてそろそろ新調するころかもしれませんね(笑)
名刺入れ
名は体をあらわすといいますので、名(名刺)を仕舞う名刺入れにも是非あなたあらわすぴったりな名刺入れを選びましょう。
腕時計のブランドによってその人の個性や人柄が伝わるのと似ていて、どのブランドの名刺入れを持つかで印象が決まります。
もちろん、品質も大切ですがハイブランドを選ぶ場合、高品質なことが大前提ですので定番のレザーなどでしたらそこまで品質を疑わずとも安心です。
(まれに派手な名刺アイテムもありますが奇抜なデザインのものは品質以前に、ブランドをこれみよがしに見せてしまうような物なので避けた方が無難です)

50代男性向けメンズ名刺入れの上手な選び方

1 素材のおすすめ

 

本革(レザー)の名刺入れがおすすめで人気もあります。またビジネスなどの場面を考えると50代男性でレザー以外の素材は悪目立ちしてしまうかも。
レザーの見た目の合皮などもありますが、合皮の名刺入れは耐久性が低く、使うほど味わいの出る革と比べ、耐久性が低く、仮に買った時の見た目は革製品と遜色なくとも、経年変化で少しでも劣化した時の安っぽさは目もあてられません。またスチール製もかっこいいのですが、指紋や傷が目立ったり、衝撃での凹みも気になるところです。

2 大人の余裕と渋さを演出する落ち着いた色、重厚な色

 

基本は重厚な黒やネイビー、ダークブラウンがおすすめです。内側に上品な差し色の入った遊び心がある名刺入れもおすすめですね。少しおしゃれ上級者だと、近年のトレンドカラーのグリーン(カーキなど)もアクセントカラーとして取り入れています。これはハイブランドのクオリティだからできるカラーリングです。(通常のグリーンだと野暮ったい・安っぽい印象になりがちです)
メンズの場合、基本的に色は定番の物を選び、素材選びの際に牛革、羊、クロコダイルなど違いを楽しむほうが大人の印象です。
名刺 ブラック

3 収納力・使いやすさなどの機能性

 

薄い方がかっこいい!と名刺入れの収納枚数が少ないものを選んでしまうと、すぐに名刺切れをおこしてしまい、名刺を入れるものなのに本末転倒になる可能性が。。とはいえ、あまり分厚くなりすぎてもスマートではありませんので、ある程度マチがあり、20~30枚程度入るデザインが良いでしょう。
100枚くらい入る名刺入れもありますが、あまり名刺入れがパンパンでも、「マメに管理してないのかな」「名刺交換をあまり大事にしてないのか」と仕事に対する姿勢とリンクして見られてしまいますので、気を付けましょう。(日本は名刺交換の文化なので大変ですよね。。)
また使い方によって、カードケース入れ(ポケット)なども備えているものの方が良い場合もあります。いつも名刺入れを忘れてしまう、、という方は、定期・ICカードをいれ、名刺入れと併用すると常に持ち歩く癖がつきます。ブランドによってはカードケースと名刺入れを同じに扱うところもあります。

4 ブランドを揃えよう

 

ハイブランドのロゴなどが入った場合は名刺入れと財布との相性を考えると小物の調和が取れますよ。財布はグッチで名刺入れはヴィトンなど、ブランドがバラバラだと一貫性がなく、ポリシーなくブランドを持っている印象を与えてしまうので、ブランドはなるべくそろえた方が印象はいいでしょう。
ブランド選びは、その人の価値観やセンスが反映されます。有名人やセレブはブランドがバラバラでもプロのコーディネート力で世界観を構築できますが、なかなか一般人には難しいもの。
もし持っているアイテムのブランドが揃わない場合は、カラーや素材感などで合わせられると、ブランドが異なっていてもある程度調和がとれます。
Point!
  • 財布、名刺入れのブランドを揃える
  • ブランドが異なる場合は、カラー、素材感を揃える

50代メンズにおすすめのハイブランドの名刺入れ

 

50代男性は、経験を重ねた余裕ある雰囲気に似合う、落ち着きのある恰好が求められる一方、名刺交換の際、さりげなくそのセンスが伝わる名刺入れがおすすめです。
ちらりと見えるセンスのいいハイブランドのチョイスと高品質な名刺入れは、さすが50代の男性は違うな、と感じさせてくれるでしょう。演出力は大切です。
ハイブランドでなくとも、日本の国産で熟練の職人さんが作る高品質な名刺入れも沢山ありますが、ブランドの持つ雰囲気は品質とは別の価値もあります。(もちろん高品質ですが)
それは時計や車と同じように持つ人の感性や人柄、社会的な権威性など総合的な価値観の表れであり、自分という人間を表すものでもあります。是非あなたを表すブランドの名刺入れをチョイスして、コミュニケーションの一助にしてくださいね。

【Hermès (エルメス)】

 

50代の大人の男性にピッタリな名刺入れの代名詞ともいえるエルメス。
そのレザーの高品質さの秘密は、革保管部。
世界中から取り寄せられた上質の革を、アトリエの専門の革保管部に素材の温度や湿度を入念に管理しながら保管されています。
そして、稀代のデザイナーたちによって、さりげなく、しかし魅力あるデザイン力で作られています。
最高級でもあるエルメスは高価ではありますが、品質に拠る耐久性と飽きのこない高いデザイン力を考えるとまさに「一生もの」でもありますのでコスパで考えても購入の価値は高いと言えます。



BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)】

 

美しいデザインと高品質なレザーで比較的新しいブランドながらラグジュアリーブランドとして名高いボッテガ・ヴェネタ。
ボッテガは革製品に(見えるところには)ブランドロゴを入れない、というこだわりがあり、シンプルなデザインを好むおしゃれなメンズにはぴったりです。とはいえ、どのアイテムを見ても「あ、ボッテガだな」と感じるデザイン力はさすがのラグジュアリーブランド。おしゃれに適度な主張もあり、50代メンズには品がありおすすめです。
ボッテガ・ヴェネタの有名なイントレチャートは、短冊状のレザーを編み込み作られているので耐久性を心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、筆者がボッテガのイントレチャートの財布を5年以上使ってみても劣化したりほつれたりすることはありませんでした。むしろ重厚感が増す良い色合いに変化してよい感じです。
おそらく、イントレチャートの劣化の心配は、模倣されたデザインがさまざまな安価なブランドで出されていて、その耐久性のなさを見て感じた方々の感想ではないかと思います。



【GUCCI (グッチ)】

 

デザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレがグッチのクリエイティブディレクターが退任し、2023年1月に新クリエイティブ・ディレクターにサバト・デ・サルノが任命されました。
デコラティブ(装飾的)で前衛的なイメージもあるグッチですが、定番のデザインもブラッシュアップされ50代メンズにも相応しい名刺入れがたくさんあります。
例えば、グッチシマ(GGの型押しレザー)を小さくちりばめたマイクログッチシマ。
カード型タイプですが、そのミニマムなおしゃれさは印象的。


グッチらしい要素がぎゅっと詰まった薄手の名刺入れはスマートでエレガントですね。

定番のGロゴのものも上品で、収納力(マチ)もありおすすめです。ロゴのシルバーの艶感は清潔感がありますね。

名刺入れにも許される程度のラグジュアリー感が欲しい!というときには、Gロゴがゴールドの名刺入れがぴったり。50代がもつからこそしっくりくる確かな輝きがあります。

Maison Margiela (メゾン・マルジェラ)】

 

マルジェラの「脱構築・反モード」の精神が反映されている四隅のスティッチ。
マルジェラはハイブランドの高級感や権威性より、「感性」や「デザイン」を大切にしているメンズにおすすめ。
大人の余裕と豊かさの中にも、現状に甘えない哲学的なチャレンジングを感じるブランドなのでラグジュアリーなだけでなくクリエイティビティなエッセンスを名刺入れから取り入れるのはいかがでしょうか。



【Dunhill (ダンヒル)】

 

英国生まれの老舗高級ブランドダンヒルは、もともとは馬具に関する製品を作っている会社でしたが、自動車の普及とともにそれに関連する小物を作るようになり成功、その後ラインナップを広げ現在に至ります。
エルメスは馬具からファッションに、ダンヒルは馬具から自動車関連に軸足を変え発展したことはヨーロッパの歴史が見えるようで面白いですね。
日本ではスーツの印象が強いダンヒルですが、幅広くアイテムを展開しています。王室御用達ブランドでもあるダンディなイメージの男性にピッタリな名刺入れがおすすめです。収納力(マチ)もしっかりあり実用的、価格もハイブランドの中では手に届きやすい価格帯です。



【Bvlgari (ブルガリ)】

 

アメリカではティファニー、フランスではカルティエ、イタリアではブルガリというように各ブランドが世界中にジュエリーを展開していきました。
ブルガリは1884年創業の歴史あるブランドで、ジュエリー由来の魅力はどのアイテムにも宿っていて、ブルガリリングは誰しもが見たことがあるかと思います。もちろんジュエリーだけでなく時計やバッグなどの小物も充実、ラグジュアリーでシックな名刺入れは50代男性のシンプルな装いの中のアクセントとしてふさわしいアイテムです。



【Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン)】

 

最も有名なハイブランドの一つでもあるルイ・ヴィトン。「旅」がコンセプトとなっているのは1894年にトランク専門のアトリエを創業したことに由来しています。
実はフランスで成功したルイ・ヴィトンが初めて世界進出した国が日本で、1978年に店舗展開してすぐに大流行となりました。日本でルイ・ヴィトンの人気が浸透しているのはそういった背景もあるのかもしれませんね。
逆に浸透し過ぎてしまっていることもあり、50代メンズにはモノグラムは少しありきたりかもしれません。ダミエやエピ(種類の名前)といったルイ・ヴィトンらしいアイテムを持っていると、自分の年代を魅せる種類の使い分けを知っているな、とセンスがアピールできますよ。


 



【Salvatore Ferragamo (サルバトーレ・フェラガモ)】

1927年にフィレンチェで創業したサルバトーレ・フェラガモ。マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンなど多くの有名な女優に愛された人気のブランド。【小さなフック】という意味のガンチーニのデザインが有名ですね。

名刺入れにもガンチーニのものが多く展開されていますのでおすすめです。


ガンチーニの金具ではなく、型押しのタイプもさりげなくておしゃれですね。

【Valextra (ヴァレクストラ)】

ここ数年、人気に勢いのあるヴァレクストラ。タイムレスでモダンなデザインの革製品が人気です。1937年にミラノで創業したヴァレクストラはイタリアのエルメスと称されることもあるほど各アイテムの高品質が魅力です。

アーティスティックな部分もあるエルメスは少し合わないな、と感じる方はクリーンな設計や軽さ、シャープなデザインのヴァレクストラがぴったりとくるかもしれません。


 

通常はブラックやネイビーなど重厚なカラーを推すのですが、ヴァレクストラなどの高品質でセンスのよいハイブランドならば、トレンドカラーのグリーンを取り入れ、ご自身のコーデのアクセントカラーとして用いるのもおしゃれ上級者な印象です。

Cartier (カルティエ)】

 

フランス生まれの高級ジュエリーブランド。世界5代ジュエラーの一つでもあり世界中の王族が愛用する格式高いブランドです。
パンテール(豹)はカルティエを象徴する動物ですね。諸説ありますが、カルティエが世界初の腕時計を製造したとされていて、メンズでカルティエの時計を愛用している男性は歴史性を感じますよね。
名刺入れはシンプルなロゴがあしらわれたものが多く、50代メンズにふさわしく由緒あるブランドの雰囲気を醸し出す逸品です。


熟成されたワインのようなカルティエを代表するカラーのバーガンディ。他のアイテムとのコーデの難易度が高めですが、いつか合わせてみたいカラーですね。ポケットにこのカラーがあると情熱が宿る気がします。

【LOEWE (ロエベ)】

スペインのラグジュアリーブランド。スペイン王室御用達で良質な革製品、Lの文字のモノグラムが有名です。

1996年にLVMHの参加に入ってから上流階級だけでなく中流階級にも人気が拡大。欧米ではもともと人気が高かったのですが近年日本でも人気が上がっています。

宇多田ヒカルさんの歌詞や、北野武さんとロエベのコラボなどで話題ですよね。

50代メンズにはシンプルな4つのLがあしらわれたアナグラムのロゴの名刺入れがおすすめ。フランスやイタリアとは一味違うおしゃれを求めているあなたにおすすめです。

こちらは、シンプルなブラックにロエベのアナグラムが型押しされている(写真だと分かりづらいですが)上品な逸品。

トレンドカラーのカーキもこれくらいシックなトーンならば50代メンズにぴったりですね。収納力(マチ)も安心。


以上、50代メンズにおすすめのハイブランドの名刺入れのご紹介でした。さりげなく主張のある名刺入れを選んで大切な名刺交換に活かしてくださいね♪
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