Fashionzine TOPへ ポスト わかりっこない5年後の「ファッショントレンド」を色んな業界のプロ24人に聞いた

    わかりっこない5年後の「ファッショントレンド」を色んな業界のプロ24人に聞いた

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    「ファッショントレンド」で検索する人の大半が今のトレンドを知りたいだろう。
    半期に一度出る<BRUTUS>のファッションジャーナルで面白い特集を見つけた。

    そう、5年後のファッショントレンドなんてわかりっこない。
    はなっから答えなんてないの承知で、企画してくれた関係者に深いリスペクトを。

    そして、このファンタジーサイトの読者に最高の感謝を。

     

    fashion five years later?
    ~5年後のファッショントレンドを教えてください~

     

    高橋盾
    高橋盾/UNDERCOVERデザイナー

    「シンプルで楽+微量のツイスト感」
    これが一番だと思っています。

    5年後のファッションを
    考えるのはナンセンス、
    到底無理なことです。

     

    小笠原拓郎
    小笠原拓郎/繊研新聞社編集委員 ファッションデザイナー

    SNSをはじめとする新しいメディアとコミュニケーションの中で、ショーのあり方やビジネスの仕組みが大きく変わろうとしています。

    その新しい仕組みによってクリエイションが変質して新しいトレンドが生まれる。

    ポジティブなものになるのか、
    そうではないのかはわからないけれど、
    漠然とそんなことを感じています。

     

    落合宏理
    落合宏理/FACETASM デザイナー

    世界のトレンドが変化していく中、
    良いか悪いかはタイミングですが、
    東京は変わらないと思います。

    ガラパゴス化。

     

    菊池武夫
    菊池武夫/TAKEO KIKUCHI クリエイティブディレクター

    今まで自分のイマジネーションを中心に活動してきたので、ファッショントレンドが何かを考えたことが一度もないのでわかりません。

    5年後のファッション業界が社会の中でどのようなポジションにいるのかわかりませんが、それぞれの人がファッションに求める志向や着たいもののテイストがますます狭くなっていくのではないかと感じます。

    独自性のある生き方をすることが大事だと思います。

     

    菊地成孔
    菊地成孔/音楽家 文筆家

    フォーマルの玩具化と、
    玩具のフォーマル化。

     

    北村道子
    北村道子/スタイリスト 衣装デザイナー

    プリントなどファブリックの遊びがスポーツやアウトドアにもどんどん波及し、さらにハウジングやアーキテクトまで広がっていけば、衣食住のファンタジーになる。

    まるで何もないところから生まれて一気に広がった江戸時代の浮世絵のように。

    デジタルプリントの洋服を着た若者たちが街を歩いていると、無機質なコンクリートの風景に花が咲いたようで嬉しくなると思う。

     

    若槻善雄
    若槻善雄/演出家

    わかりません。

     

    小木基史
    小木基史/ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクター

    トレンドという言い方が正しいかわかりませんが、人だと思います。

    実際今のスニーカーのトレンドはオートメーション化されたニット素材にシフトしていますし、5年先にはかなりの割合で人工知能がファッションの役割の大部分を担っていると思われます。

    そんな時代だからこそ人と人との繋がり、コミュニケーションから生まれるクリエイション、人の温かさが大切になってくると思います。

     

    祐真朋樹
    祐真朋樹/スタイリスト

    わからない。

    ファッションは
    明日何が起こるかわからない。

    だから面白い。

     

    佐藤天彦
    佐藤天彦/将棋棋士 名人

    僕には予想できないことですが(笑)。

    情報の共有化が著しいこと、トレンドの流れがより速くなることを考えると、ある程度までの価格で買える服を使った自分なりのスタイル、DIY的なアプローチ(リメイクなど)が主流になり、そこに流行のハイブランドのアイテムをピンポイントで取り入れていく感じになるのでしょうか。

     

    鈴木親
    鈴木親/フォトグラファー

    一部の層、場所以外では、
    ドレスコードという概念が
    今よりなくなっていくと思います。

     

    ゲルトヨンケルス
    ゲルト・ヨンケルス/『Fantastic Man』 編集長

    人工的な素材が重要になってくると確信しています。

    綿織物の製造が環境に及ぼす悪影響について、認識が高まっていることもありますし、スポーツウェアがファッションに多大な影響を与えるこの時代、新素材を使うことや身に着けることが、より広く受け入れられるようになっていくでしょう。

     

    高橋ラムダ
    高橋ラムダ/スタイリスト

    自分はスタイリストで、
    作りが表現したものを
    需要や状況に応じて表現し、
    伝える作業なので、
    5年先なんて絶対わからないし、
    半年先、いや1カ月先でさえも、
    その時々の気分を取り入れたいので
    予想できないです。

    ですが今後は、
    トレンドより“個”を訴える
    メッセージ性の強いブランドが
    増えそうな気がしています。

     

    野村訓市
    野村訓市/編集者

    トレンドという言葉が成立しないのがトレンドなんでしょうか。ファッションはそれを着る人がいいなと思った時にすぐ着られるのがいいと思うので、企業がトレンドを作ったり、そうなるように仕向けたりするのがより難しくなるのでは。

    そしてその方が個人的には面白いし健康的だと思います。

     

    hashiura
    hashiura/LAILA TOKIO クリエイティブディレクター

    すぐに消え去るトレンドには、
    興味がありません。
    普遍的でありつつ、
    新しいクリエイションを
    生み出すことこそが
    本物だと信じています。

    5年後は、
    「メゾン」
    「ファストファッション」
    「コンセプティブブブランド」
    の3つが中心になると思います。

    資本力に頼らず、本物を生み出す
    コンセプティブなデザイナーこそ
    メゾンと競うことのできる
    クリエイションを生み、
    本物を見極める力のある人たちの
    支持を得ると考えます。

     

    エリックラスムッセン
    エリック・ラスムッセン/『At Large Magazine』 編集長

    カジュアルさとパーソナルさがキーになると思う。

    もちろんヘリテージものも引き続き人気があると思うけど、カスタマーはすべてを個人的なものにすると思う。

    とはいえ、5年後のことは誰にもわからないけどね。

     

    林道雄
    林道雄/スタイリスト

    トレンドは正直わかりません。

    でも今の原宿とかで
    歩いている若い人たちを見ると、
    ファッションという点で
    ジェンダーレス化はかなり進んでますよね?

    これがより洗練されていって
    ほしいなとは思います。

     

    藤井隆行
    藤井隆行/nonnative デザイナー

    1991〜93年の「ポパイ」でやっていたようなスポーツファッションからコンサバリラックスファッションの流れになると思います。

    自分もその頃のファッションがルーツになっているので、非常に興味があります。

     

    森永邦彦
    森永邦彦/ANREALAGE デザイナー

    ファッションのメディア化。

    メディアとしての
    ファッションデザインが生まれると思う。

    ファッションは、
    ファッションの垣根を越えて、
    他分野と交われる。

    視覚はもとより、
    聴覚や触覚とも連動できる。

    5年先は、
    衣服の概念変化が起こっていると思う。

     

    シモンピリサー
    シモン・ピリサー/『Boycott Magazine』 編集長

    5年後の願いは、私たちに夢を与え続けてほしいということです。

    これは私がファッションを好きな理由でもあります。

    アイコニックなイメージや、新しいクリエイティビティやセンス、そして素晴らしいコレクション。

    “それはYES、私はファッションが好き!”

    と思わせてくれるものです。

     

    ブレンドンバベンジン
    ブレンドン・バベンジン/NOAH デザイナー

    服を選ぶときに
    人間性を取り入れることだと思う。

    クールな服を着るだけではなく、
    スタイルの選択に
    どこで作られた生地か、
    誰が縫ったものか、
    その人がどんな生活をしているのか、
    といった追加の要素を
    加えるようになると思う。

    トレンドはより早く移り変わって、
    気にかけなくなる。

    つまり次のファッショントレンドは、
    ファッションを気にしないってこと。

     

    ポールスミス
    ポール・スミス/PAUL SMITH デザイナー

    私はトレンドに惑わされないようにしています。
    一貫性が自分の一番誇れることだと思っています。

    地にをつけ、周りがやっていることに左右されないスタンスを守っています。ほかのデザイナーたちがやっていることももちろん認識していますが、私は決して真似することはありません。

     

    ケンチェン
    ケン・チェン/『MILK X』 編集長

    トレンドを追うのは
    少し疲れるので苦手ですが、
    個性的な人がもっと増えて、
    トレンドがどんどん多様化すれば
    面白いと思います。

     

    籠谷友近
    籠谷友近/VISIONS AND PARADOX co., ltd ショープロデューサー

    個々それぞれの「今の気分」がそのまま皆のトレンドなのかと。

    そもそも何かに動かされるトレンドは必要だとは思わない。

    5年後のファッションもわからないが、そこが面白いところだと思うし、見えないものを創り出していくのが我々の仕事だとも思う。