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    トレンドを生み出し続ける10人の「ファッションアイコン」

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    ケイト・モス、クロエ・セヴィニー、ステラ・テナント・・・・etc。

    ファッションやカルチャーといった分野で、今もなお絶大な影響力をもって時代を牽引している世代の1960~70年代後半の間に生まれた彼らは、 成人となった90年代にその才能を開花させて以降、実に20年以上という長きに渡り、第一線で活躍し続けているスーパースターだ。

    私たちが日々何気なく目にしているトレンドは、彼らが築き上げたベースの上に成り立っていて、そのDIY(ドゥ イット ユアセルフ)精神に満ちた気骨なマインドは、時代を経ても色褪せることなく、むしろその鮮やかさを増し、私たちの感情にゆさぶりをかける。そういった強い求心力こそが90sカルチャーが持っている魅力であり、再注目されている理由だ。

    ここでは、その大きなムーブメントの仕掛人として語られるレジェンド10人をご紹介する。

     

    10人のファッションアイコン


     

    1.Chloe Sevigny(クロエ・セヴィニー)

    Chloe Sevigny

    クリエイターをも唸らせる絶対的ファッションアイコン
    女優やモデル、デザイナーなどマルチな活躍で知られるクロエ・セヴィニー。彼女はNYでモデルやファッション誌のインターンをしながら暮らしていた1995年、当時恋人だったハーモニー・コリンが脚本を手がけた映画「KIDS」への出演がきっかけで、女優としてのキャリアをスタートさせた。そのインディペンデントディな存在感はクリエイターからも熱い支持を集め、90年代を象徴するアイコンへと成長。独創的ブライベートスタイルでも注目を集め、2009年には女優業と平行しオープニング・セレモニーとコラボレーションを開始し、大きな話題となった。

     

    2.Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)

    Marc Jacobs

    モード界の流れを変えた気鋭のデザイナー
    マーク・ジェイコブスはアイコンという名に相応しいアメリカを代表するファッションデザイナー。名門パーソンズに在学中からCFDAの新人デザイナー賞を受賞するなど頭角を現し、自身の名を冠したブランドでコレクションデビュー。1997年にはルイ・ヴィトンのアーティスティックディレクターに就任し、村上隆や草間弱生といった現代アーティストとのコラボを次々と仕掛け、老舗バッグブランドをフレッシュなイメージへと生まれ変わらせることに大きく貢献した。同時代に活躍したソフィア・コッポラは彼の友人でもありミューズで、自身のブランドでもモデルとして起用している。

     

    3.Sofia Coppola(ソフィア・コッポラ)

    Sofia Coppola

    ガーリーカルチャーをメジャーに押し上げたアイコン
    フランシス・コッポラを父に持ち、芸術一家で育ってきたソフィア。1994年にX-girlのブランド立ち上げに参加したのをきっかけに、自身のファッションレーベル「MILKFED」を開始。デザイナー業の傍ら、雑誌で少女のポートレイトを発表するなど、90年代のガールズムーブメントを象徴する人物としてメディアに露出し始める。その後は映画界にも進出。1999年「ヴァージン・スーサイズ」で初めてメガホンをとり、「ロスト・イン・トランスレーション」でアカデミー脚本賞を受賞。少女の心の揺れを繊細に描く女性クリエイターとして、今もなおガーリーカルチャーを牽引し続けている。

     

    4.Kurt Cobain(カート・コバーン)

    Photo of Kurt COBAIN and NIRVANA

    グランジ文化を世に放ち、時代を駆け抜けたカリスマ
    オルタナティブロックバンド、ニルヴァーナのフロントマンとして活躍したカート・コバーン。彼はそれまでアンダー・グラウンドなものだった“グランジ”という音楽を一気に世に知らしめ、ロック史に鮮烈な変革をもたした伝説の人物。1991年にリリースされたアルバム「NEVER MIND」は全世界で驚異的なセールスを叩き出し、多くの聴衆を熱狂させた。私生活ではコートニー・ラブと結婚しー児を設けるが、人気絶頂だった27歳のときにショットガンで自殺を図る。彼の亡き後も、そのパンクロックな生き様は若者の共感を呼び続け、多くのフォロワーを生んでいる。

     

    5.Courtney Love(コートニー・ラブ)

    Courtney Love

    ミュージシャン、女優そしてカート・コバーンの妻
    ロックバンド、ホールのボーカルとして、ニルヴァーナやスマッシング・バンプキンズとともに、90年代のアメリカの音楽シーンで活躍したコートニー。1992年にカート・コバーンと結婚し、世紀のロックカップルとして注目を浴びるが、2年後に夫が自殺。後に本格的に女優業に乗り出すも、奇行やトラブルなどで、ゴシップクイーンとして名を連ねることが多くなる。一時はドラッグで入退院を繰り返していたが、現在では復活を果たしバンド活動を再開。今でも90年代に活躍したアイコンとして、人々から一目置かれる存在である。

     

    6.Stella Tennant(ステラ・テナント)

    Stella Tennant

    貴族出身のパンクガールとしてモデル界を牽引
    23歳のとき、イギリス版「VOGUE」の編集者だったイザベラ・ブロウによって発掘されたステラ。黒髪に鼻にピアスをした貴族出身のバンクガールとして、ヴェルサーチのキャンペーンモデルに抜擢され、当時の話題をかっさらった。トップモデルとして活躍中だった29歳のときにフォトグラファーと結婚。一時期は子育てのためにモデル業から引退していたが、その後ランウェイに復帰。44歳になった今でもシャネルをはじめ一流メゾンのショーに引っ張りだこで、あのカール・ラガーフェルドに“永遠のミューズ”と言わしめるなど、モデルの中でも希有な存在。

     

    7.Terry Richardson(テリー・リチャードソン)

    Terry Richardson

    スリリングな表現方法で セレブリティを次々と激写
    1962年にアメリカで生まれたテリー・リチャードソンは、レディー・ガガ、マイリー・サイラス、ミランダ・カーなど数々のセレブリティのポートレイトで話題を集める鬼才のフォトグラファー。「VOUGE」誌の表紙を飾ったガガの生肉ドレスの写真をはじめ、クレイジーでありながら、どこかユーモアも覗かせる彼の写真は、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを残す。撮影スタイルがユニークなことでも知られ、グッチ、ルイ・ヴィトン、シュプリームといった有名ブランドのキャンペーンを、CONTAX・T2などのコンパクトカメラでこなしている。

     

    8.Corinne Day(コリーヌ・デイ)

    Corinne Day

    ドキュメントタッチな写真で新たな美の価値観を提示
    無名だった10代のケイト・モスを発掘し、雑誌「THE FACE」のカバーモデルに起用した写真家、それがコリーヌ・デイだ。彼女はドキュメンタリーな写真スタイルで、グラマラスな女性像が肯定されていたファッションフォト業界に風穴を開けた人物。小枝のようなケイトの身体に、羽根のヘッドドレスをつけさせ、くしゃくしゃの笑顔を収めた彼女の写真は、当時大きな注目を集めた。被写体のコンプレックスである部分を包み隠さず映し出し、新たな美を提示する彼女の手法は、多くの写真家にも影響を与えた。

     

    9.Mario Sorrenti(マリオ・ソレンティ)

    Mario Sorrenti

    ケイト・モスとの交際歴もある世界一著名なフォトグラファー
    イタリア人フォトグラファーと知られるマリオ・ソレンティ。彼の名が広く知れ渡ったのは93年に発表されたカルバン・クラインの香水“Obsession”の広告ヴィジュアル。被写体を務めたのは、当時彼の恋人だっケイト・モス。フォトグラファーになる前、モデルとして活動していた彼は、デビューしたてのケイトと出会い約2年半交際。その間に撮りためたケイトのパーソナルな写真が反響を呼び、彼自身も写真家として脚光を浴びるようになった。現在も、ファッション誌や有名メゾンの広告で、彼の類まれなる才能を確認することができる。

     

    10.Kate Moss(ケイト・モス)

    Kate Moss

    業界に新たな美を提示した唯ー無ニの天才モデル
    グラマラスで健康的なモデルが重宝されていた1990年代の初めに骨の浮いた華著なルックスのモデルが、水星のごとくモード界に表れる。少女の名前はケイト・モス。彼女の登場は、ファッションフォト業界の美の定義を覆し、ヘロイン・シック(病的なものほど儚く美しい)という新たな美の潮流を生み出すことになった。私生活ではジョニー・デップらとのスターとの交際で世間を騒がせ、ゴシップ誌にもたびたび登場。皮肉にもそこで披露され プライベートスタイルが女性たちの支持を集め、ファッションアイコンとして高く評価されるようになった。