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    他の人とかぶらない「ブルックス ヘリテージ」のスニーカー

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    ぐるぐると回り回って、今はまたスニーカーの時代。

    では、どんな一足を選ぼうか?
    ニューバランスの996?コンバースのジャックパーセル?定番ものもいいが、先を行くファッションが好きな人にはブルックスのヘリテージがオススメだ。

    これなら他の人とかぶることがないから、人と違ったもの、人と違ったスタイルが手に入る。

     

    「BROOKS HERITAGE」のスニーカー


     

    BROOKS HERITAGE VANGUARD

    BROOKS HERITAGE VANTAGE

    左:1974年発売のヴァンガード(当時はヴィラノバ)。世界初のEVAスポンジ3層ソールを採用。アッパーはピッグスキンで、やはり色使いはクラシックだ。 ¥10800-
    右:1977年発売のヴァンテージ。アメリカのランニング専門誌で2年連続5つ星に輝いた名作シューズ。メッシュ素材とヌバックレザーのコンビで、色使いもクラシック。 ¥9720-

    アメリカのブルックスというと、ファッションが好きな人にとっては、「あー、ブルックスブラザーズね、えっ何、新しくスニーカー出したの?」なんてことになる。いえいえ、今回は同じアメリカのブルックスでも、1914年創業のランニングシューズの名門<ブルックス>の話です。

    今年からヘリテージラインを展開するようになっていよいよ面白くなってきた。「やっぱりスニーカー好きはオリジナルカラーでないとね」と語るのは、ブルックスヘリテージのクリエイティブディレクターのシェーン・ダウニー。

    もちろん、彼はその日に履きたい靴を最初に選んでから服を決めるタイプ。そんな、即年代のスニーカーブームの洗礼を受け、いまだ傾倒しまくっている<ブルックスヘリテージ>のクリエイティブディレクターが手掛けるスニーカーが悪いわけがない。

    「車もそうだけど、オリジナルのカラーが欲しいでしょ?だから、このヘリテージラインを復刻するにあたっては、色はもちろん、使う工具もステッチもアウトソールも忠実に再現するようにこだわりまくった。素材感は少し上等な感じだけどね。

    BROOKS CHARIOT CONCEPTS
    BROOKS CHARIOT for CONCEPTS ¥14040-

    そもそも、サイドのブランドマークにスエードを使うのはブルックスが先駆け。何が苦労したかって、このチャリオットもそうなんだけど、当時のサンプルが残ってなかったこと。

    だから、まずは昔のカタログをすべて拡大して、eBeyで大昔のランニングシューズはもちろん、それ以外のベースボールやアメリカンフットボール、テニスシューズなどを40足くらい買い漁って徹底的に研究することから始めたんだ。

    再現というのは簡単そうだけど難しい。でも、この難しさこそが、僕にとってのスニーカーの楽しさなんだ」このグレーのチャリオットなんて実にいい靴だ。

    明日から突然これを履いても間違いなく馴染みそうだし、80年代のランナーに最も履かれたランニングシューズの一つだということもあるし、ランニングに特化したブランドの一足というのも筋が通っているし、何よりシンプルでオーセンティック。

    BROOKS CHARIOT1

     

    BROOKSの歴史をひもとく


     

    1914

    その歴史の始まりは、バスシューズとバレエシューズ。
    創業は100年前にまで遡る。ジョン・ブルックス・ゴールデンバーグがペンシルベニア州フィラデルフィアで、プールや海水浴で使われる革製のバスシューズやバレエシューズ作りのメーカーを買い取ることでスタート。

     

    1921

    ランニングより先に、ベースボールシューズ。
    アメリカの国民的スポーツのひとつであるベースボールのシューズ作りを開始。1979年にはブルックスのスパイクを履いたピッツパーグ・パイレーツがワールドチャンピオンに輝いた。地道に作り続けたものである。

     

    1974

    ブランドの象徴といえるEVAソール搭載のヴィラノバ誕生。
    ヴィラノバ大卒の中距離ランナーのマーティ・リクオリが開発した、軽量で柔らかいランニングシューズがヴィラノバ(現ヴァンガード)。ミッドソールのクッション材EVA(エチレン酢酸ビニル)ソール使用の先駆け。

     

    1977

    ヴァンテージがランナーズワールドで「NO.1シューズ」と称賛される。
    かかとの内側に外側よりも厚みを持たせたミッドソールにすることで、着地の際の膝への負担を軽減させる、当時としては画期的なサポートシステム「ヴェアラス・ウェッジ」を搭載。権威あるランニング専門誌で高評価を受ける。

     

    1983

    グレッグ・メイヤーがボストンマラソンにて優勝。
    ブルックスのアスリート、グレッグ・メイヤーが2時間9分の記録で、ボストンマラソン優勝。この時代は着ているランニングウェアも格好いい。テニスプレーヤーのジミー・コナーズなどのプロアスリートも支持。

     

    1984

    続いてチャリオットが同誌にて「Best New Model」に選ばれる。
    1966年創刊のパーソナル・スポーツマガジン「ランナーズワールド」の評価は、一般ランナーへの影響カ大。1982年誕生のチャリオットも、この年のお墨付きをもらった。今回復活したチャリオットも機能性を継承。

     

    2001

    ランニング専業ブランドへ。だからブルックスは信頼できる。
    高品質なランニングシューズ、アパレル、ギアに専念するために、ランニングに特化したブランドへとシフトチェンジしたブルックス。それから13年後の2014年にはランニン グ専門店でのシェアが32%となり世界ーに。

     

    スニーカーの記憶


     

    BROOKS HERITAGE

    日本では<ブルックス>を知らない人がけっこう多いのが逆にいい。ブルックスを履くだけで、人と違ったもの、違ったスタイルが手に入る。

    「あのとき、この靴を履いていたなって、自分だけのあの時代を思い出させるという特別な役割を、スニーカーは持っていると思う」とシェーン。あの人と付き合っていたときによく履いていたスニーカー、おろした日に土砂降りに遭ったスニーカー。あるモデルを履いていたときの情景や感情は、確かに覚えていたりする。

    今新しい<ブルックス>を履き始めたら、10年後にはどんな思い出が甦ってくるだろうか。